2009年4月27日月曜日

頭の賢さ

先月、ウガンダでPartnership for Clean Indoor Air
に参加し、プレゼンをした。その時、一番印象に(悪い意味で)残った事は、GTZの職員と食事を取ったときの話だ。

彼と調理用コンロの安全性の話になった。

「貧しい人は、コンロが危ないのが分かっていないので、コンロを渡せない。それを解決しなくていけない。」

と彼が言ったが、まってくれよ。この手の発言はよく聞く。彼のようなエリートで、高等教育を受けていない人は「考えられない」とか、「頭がわるい」と思っている人がおおい。

教育を受けていないのとインテリジェンスは必ずしも一致しません。現地のコンロが危ないのは、エリートの君よりわかっているはずだとは言いませんでしたが、それなりの事は言っておきました。

僕も似たような経験があります。大学を行く前に、飛行機を洗う仕事をしていたとき、バイトに来ていた大学生に

「象牙海岸という国あるんだよ」

とはなしたら、

「そんな国名があるはずない。僕は大学生なんだよ」

といわれました。

  • 大学生が話すこと=正しい
  • 大学を言った事がない人が話すこと=間違い

なんでしょうね。彼は先生になるといっていましたが心配です。

その後、運よく奨学金を貰ってオックスフォードで博士までいただきましたが、絶対の彼の様に人を見下さないぞを心に決めています。良い経験でした。