2009年11月23日月曜日

プチ自給自足の生活

昨日はアジがたくさんとれたので、夕食は、アジの揚げ物だった。添えた柚子は庭からとったもので、もらったイカの刺身と、これまたもらったお米で食べた。洗い物は井戸水。余った柚子で100%の柚子ジャムを作る。


シンプルな生活を満喫している。懐古主義者ではないので、何でも昔の生活が良いとは思っていないが、こうゆうシンプルな生活は好きだ。

現実には現金が必要なのは分かっているが、このように自分で食物を生産するか、近所から取得することは金銭以外にいろいろと利益がある。


まず、近所付き合いが余りににも無かったイギリスでの生活と比べても、めんどくさいながらも、「もらったり、あげたりする文化」は心が温かくなる。


確か、昨年カナダの研究グループが「自分の為にお金を使うより、他人の為にお金を使った方が満足感が高い」という研究結果を発表した。この島にきてから、これもあながち間違っていないと思う。

それから、健康に関してだが、新鮮は食物を食べることとは栄養価のたかくおいしい物を食べることになる。


イギリスにいたとき、おいしくない物が多かった。(イギリス料理は一般的に言われている理由ではなく、食材としてである。)

イギリス製の物もあるのだが、多くはスペインやアフリカなどの暖かい地方から野菜や果物などを輸入している。南米産のフレッシュなリンゴなんかもよく見る。


遠くから運んでくるので、当然、青いうちから果物を採ってくるか冷凍物の魚介類になる。これではやはりおいしくない。


このような金銭に現れにくい利益はなかなか政策には考慮されにくい。難しいですね。一度、地元の食材を使った生活を経験するとおいしさと、人の暖かさがよくわかるのだけどな。