2013年11月7日木曜日

気候変動脆弱性評価を指導 ~「研究・分析のステップ」、「新聞記事」~




昨日の続きですが、スウェーデンのプロジェクトでロンボク島のNGOと政府の方に、脆弱性評価を指導しました。

基本は、ワークショップ形式で、参加者に手足を動かして覚えてもらいました。



個人的には量的な分析の方が好きですが、適材適所で、ある状況と人材とでは量的な分析のほうが向いている時があります。

時間があるなら、研究や分析は下記の様なスッテプを踏むのが良いと思います。


まず、質的分析のインタビューや関係者会議を行い問題点を探しだす。そして、その原因になりそうな要因にも目星をつけます。そして、それを量的な統計やモデル化で、目星をつけた要因の中から重要な物を選択します。それを最終的に、専門家に相談したり、再度関係者会議を行うことで検証します。

気候変動の脆弱性評価でも同じだと思います。まず、脆弱性に関係ある人や分析結果を使う人にインタビューし、気候変動からの問題点を探し、干ばつや洪水等の問題点の要因に目星をつけます。目星をつけた要因から、本当に影響を与えそうなものを統計、シュミレーション、理論から選択します。そして、それを専門家等に相談して検証します。もし、満足行かなければ、最初か二番目ステップに戻って分析を行います。

今回の指導は、最初の質的な分析に当たります。



参加者に、満足度をスマイル・マークの下に、サインをしてもらうことで、示してもらいました。



悪くない結果です。一人を除いて満足してくれたようです。


それから、現地の新聞にも、活動が紹介されていました。「 気候変動への適応訓練 - 地元のケーススタディを用いたアプローチ (training adaptasi perubahan iklim gunakan - pendekatan studi kasus lokal)」と書かれていました。




ズームすると、「Dr. Takeshi Takama」とクレジットが入っていますね。


今朝も別の記者にインタビューを受けました。もしかしたら、明日の新聞にも乗っているかもしれません。