2013年11月10日日曜日

フィリピン・シキホール島に行ってきた。~「童心に戻る旅」と「気候変動・脆弱性に使ってきたフィリピンの例」~


時間が有ったので、シキホール島に行ってきました。この島の人たちは、魔術を信じている人たちが多いそうです。例えば、生きている石と死んでいる石があり、生きている石は山を登るそうです。純朴ですね。後から、気付いたのですが、前から気になっていた日本人が経営するヴィラがあり、ここを尋ねるべきでした。このヴィラは奥さんが企画しているヴィラの経営方針と似ている気がします。

話を戻すと、朝一番にフェリーを利用して、ドゥマゲッティからシキホール島に向かいます。300円ぐらいです。



海から見た、ドゥマゲッティ。


船は、香川県からやってきた「わかしお」号です。日本で引退して、グローバル化したフィリピンでローカルに活躍してくれています。


上部に座っていた乗客は数人しかおらず、ベンは船員が使う手作りのバーベルで体力づくりをしていました。酔いそうです。それから、今回はベンの写真を何枚か使わせてもらっています。

島についたら、トライシクル 三輪車バイクタクシーに乗ります。島をぐるっと回っても、2000円しません。

色とりどりです。

こんなラスタカラーに乗りたかったです。

僕らのトライクルは真っ黒の「Black 1357」号になりました。





まずは巨大な木を訪れ、足のセラピーです。管理の為に、少しに募金をいたしましょう。巨大な木は樹齢500年ぐらいで、威圧感を出しています。オックスフォードの教会のようです。時間が積み重なって作られる歴史には重さがあるのでしょう。重みを受け止めました。





それから、シキホール島のカンブガハイ滝に行きました。



 童心にもどってクリフジャンプをしました。でも、こんな事は良くしている気がしますので、いつも童心なのかもしれません。

手前に写っているロープでスウィングジャンプも面白いです。でも、一番面白かったので、滝の裏に行くことです。滝は裏から見るのが一番神聖で美しいです。ご試しあれ。




帰り道に、ココ グローブ ビーチ リゾートで昼食とシュノーケリングをしました。


今日は楽しかったです。

午後は同僚のAlbertに、ストックホルム環境研究所に復帰後初の再会しました。かれはこの近くのボホール島の出身です。彼の村は、先の台風からの被害がなかったそうですが、電気がないそうです。昨晩はここも停電が多発しましたが、同じように台風からの影響のようです。

まだ、正確には被害の状況はわかっていませんが、できるだけ被害が少ないことを祈っています。

いつも、気候変動の脆弱性の話をするときは、フィリピンの下記の例を使っていました。
http://blog.takeshitakama.com/2012/07/blog-post_27.html

”例えば、フィリピンは「雪崩以外の災害は全て存在する」と言われております。そして、日本は「雪崩を含め全ての災害が存在します」。しかし、日本はフィリピンより、天候災害に対して脆弱であるとは言えません。それは、脆弱性とは、災害に対する暴露度(exposure)だけでなく、感度(sensitivity)と適応能力(adaptive capacity)によっても形成されているからです。この日本とフィリピンの比較ですと、日本は災害に対して、高い適応能力を持っているため、フィリピンより、脆弱では無いと言えます。この3つのサブ要素を全て含めた脆弱性は、実際に脆弱であるかシュミレーションを行なう必要があるため「結果による脆弱性」(Outcome vulnerability)と呼ばれています。一方、暴露度を考えず、感度と適応能力だけを見て、「潜在的は脆弱性」(Contextual vulnerability)を調べる方法もあります。「潜在的は脆弱性だけで充分だ」との意見は、天候災害(暴露度)を予測することが難しい為、シュミレーションを重要視していないことから来ています。”

今回は、この例を使う気にはなれませんので、何か考えたいと思います。それでは、明日から僕もトレーニングの仕事です。