2009年6月26日金曜日

「迷っていてはいけない事」を統計学的に考える

僕は優柔不断なところあり、同じ事に二度三度意思決定を下す事が多々ある。

しかし、それは統計学的にはよくないことである。

統計学的には「テストの何度もするな!」とは、「けちの原則(parsimony)」である。

統計上には二つのタイプのエラーが存在する:
  1. タイプ1:本当は正しいけど、間違っていると判断する。
  2. タイプ2:本当は間違っているけど、正しいと判断する。
この場合、タイプ1のエラーのほうが問題が多い。例を使うと分かりやすい。例えば癌検診をかんがえた場合:

  1. タイプ1:本当は癌だけど、見逃してしまう事
  2. タイプ2:本当は癌ではないけど、癌だと誤診してしまう事

タイプ1のエラーを犯してしまうと取り返しがつかないことになる。そのため、通常タイプ1を出来るだけ少なくするように判断が下される。そして、タイプ1のエラーのほうが通常少ない。

そこで、もしタイプ1のエラーの起こる確率が5%だとすると、一度で意思決定とおこさないとこの間違いは増えてしまう。二度テストを行うとして、どちらもないエラーの起きない状態は:

95%×95%=92.5%

つまり、一度しかテストしないほうがエラーを起す確立は低いのである。

だから、迷ってないでズパッと意思決定してしまったほうがよいのですっと、自分に言い聞かせる。

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