2009年9月20日日曜日

途上国で調査をするときの注意点

自分の経験から:

  • アンケートは文字を読める人が少ないので、調査員が個別に聞いてまわる方式がよい。
  • シンポルや絵に頼るのがよい。
  • 数字は大体みんなに読める。
  • 確率の概念も説明しだいで何とかなる。
  • 調査員のトレーニングは念入りに。
  • 調査員は以外に高い。大学生がよい。プロは本当に高い。
  • 報酬は日当にした方がよい。報酬を調査数ベースにすると、ごまかす人がでる。
  • 調査の前に権力者、村長、民族のチーフ、市長に許可をえる。
  • 約束の時間に遅れるのが当たり前だから怒らないこと。一時間ぐらい平気でおくれる。3時間待ったこともざら
  • 調査員に調査に関わった「証明書」をあげると喜ぶ。彼らの、将来の仕事につながる。
  • 彼らの文化を否定するような行為、発言はしない。例えば一夫多妻制に嫌な顔しない。
  • 一つの質問に10分ぐらい返答があることがある。我慢してまつ。通訳がそれを30秒で返してもそんなもの。
  • 貧しい村ではお腹が減っても持参したお菓子や食べ物をぱくつかない。彼らはもっとお腹が減っている。
  • 村での集団インタビューではお菓子などを振舞うと喜ばれる。
  • 写真を取られることが嫌いな人もいるので気をつける。モザンビークはかなりダメ。南アはウエルカム。
  • 思うどうりに事が進まないことが多いので、フレキシブルに。
  • お酒を飲める人を連れて行くと助かることがある。内モンゴルでは酒豪の同僚に助けられた。
  • 米ドルが大体通じるが、現地通貨をある程度持っておくこと。クレジットカードがほぼない国もざら。僕は大体米ドル、ユーロ、ポンドはもっている。
  • 夜の調査は現地の調査員でも嫌がる人が多い。
  • 通訳が要ると良い。英語が話せる通訳はたいてい探せる。アフリカでは日本語は役立たず。
  • コンピューター・ウイルスはほとんどのPCにいると思っていたほうがよいので、調査表を印刷するために気軽にUSBメモリーなどを回さない。LinuxやMacだと安心。僕はLinuxとWindowsのDualブート。
  • 予防接種や薬などは準備。最低限、黄熱病のA型肝炎と予防接種とマラリアの予防薬や準備。マラリアはマラロンが良し。日本は未だにラリアムが一般的みたいだが、副作用が強く、効かないマラリアもいる。
  • 準備はしても、病気になることはあるので覚悟。インドネシアで足が像のように腫れ、南アフリカでも現地のダニ熱に犯された事。
  • できれば、アフリカの飛行機は避けた方がよい。安全度が劣る。

とりあえず、ざっと気づいて点を書いてみた。


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