2013年11月3日日曜日

バリに戻ってきました。JICA専門家の感想と反省 ~壁は超えれば壁で無くなる~

今更ですが、等々終わった。



今朝バリに戻ってきましたが、今までの立場ではありません。10月18日にJICAの専門家業務を終わらせました。それから、すぐに飛び回っていたので、なかなか実感がわきませんでしたが、何を言ってよいのかわからないほど、色々な思い出がある3年間になりました。日本のきちんとした団体で働いたのは初めてだったので、なれないことが多々あり、色々とご迷惑をかけたと思いますが、JICA専門家をしてすごく良かったと思っています。


JICAという組織は気になっていて、日本の団体で働いてみたいと思い、それを実際経験できたことが一番良かったです。また機会があったら、もう一度似たようなプロジェクトで専門家をしてみたいなと思っています。

関わったプロジェクトは、能力強化プロジェクトで、政策サポートプロジェクトでした。研究畑の私には、知識を政策に結びつけることが一番苦労した部分であり、一番勉強になった部分でもありました。JICAが行っている活動に比べると、それまでの仕事での政府との関わり方は甘いものでした。今後の、仕事に役立てていけたらと思っています。

ステークホルダー会議を何度か行いました。







実際に農村部に言って、現状を見るのも良かったです。コンサルタントの方やインターンの方を連れて行って、現状を見てもらのも良い経験になったことでしょう。


そして、色々とありましたが、現地政府の人たちと良い関係を築けたことが一番の思い出かもしれません。最後は、みんなで夕食をして、色々と話しをしました。相手政府の長には非常に感謝をされましたし、今後も何らかの形で一緒に仕事をしたいと思っています。それから、主要メンバーが出世したのは心から嬉しく思います。







私は、ストックホルム環境研究所に席を戻すものの、自由にやっていけるような仕組みにしました。不安はありますが、それもまた長い人生の一環かと思っています。プロジェクトの元上司からは、「人生には仕事の波があるから気楽に」と昔言っていたのが、ある意味今の励みですかね。今はもう少しバリに住んでいる事にしました。純粋な研究プロジェクトもしますが、それ以外に学びたいことがあります。



始まりがあれば、終わりもあるのですが、終わりそうにないものを終わらせてしまいました。色々と壁がありました。超えられた物をありましたし、うまく超えられない物もありました。先日書いたけど、新しい境域に行くことは自分の「快適ゾーン」の外に出ることです。それを少しづつ広げれば良いのだと思います。そうしていると壁を超えられます。

今回バリを去る直前に、大きなうねりが入りました。バリに39年住んでいるピート曰く、「過去4年で一番大きいうねり」だったそうです。つまり、僕がバリに来てから、最大のうねりでした。ボンビーズと言う大波スポットがあります。最初はこんな所で、波乗り出来るようになると思えませんでしたが、いまは焦らずに乗れるようになりました。


http://indosurflife.com/surfreports/batu-bolong/

最初は、友人に連れて行ってもらった。少しづつ、自分の快適ゾーンを超えてパドルして行く。そして、最後は何も考えずに突っ込んで行く。最後はやはりガッツです。準備は入念に。失敗を恐れない。もう少しリスクを取ってみる。そして、全てを楽しんじゃう。そしたら、今まで無理だったと思っていた壁を超えられます。壁は超えてしまえば障害ではなくなります。




JICAのプロジェクトでも、沢山の壁を超えられました。超えられなかった壁もその内越えていきます。そして、それを楽しんじゃおうを思っています。

当分はまだ、バリにいます。これからもよろしく!
高間

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