バリ島から、気候変動や環境プロジェクトを報告。オックスフォード大学の環境博士を取り、環境シンクタンクで働いて、JICAの専門家をしていました。
From Bali, I report environment and climate change projects. I earned a PhD in environment at Oxford University and worked at an environmental thinktank before my JICA Expert life.
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2009年6月27日土曜日
サンゴ礁と遺跡のフォーラムに行ってきた
今日はこの島でサンゴ礁と遺跡のフォーラムがあったのでいってきた。
サンゴ礁の分布はまだこの島では良くわかっていないので、それを保護するだけでも価値があることだが、参加者にはサンゴをどう増やしたらよいかの話が出た。
技術的にはサンゴ礁を養殖することはすでに可能らしい。つまり、人口リーフを本物のリーフで作ることが可能なわけだ。人口リーフでなく、養殖リーフでしょうか。
頭の中は完璧なリーフブレークをサーフィンしたいともやもやですが、海の森であるサンゴ礁が増えれば水産資源も増える。しかし、この島だとわかめなどの海藻類の収穫に影響がでるかな。
話を戻すと、サンゴ礁のモニタリングは6年前から始まったわけで2007年までは若干増えているようだったが、2007年に白化(コーラル・ブリーチング)がおきて一気に多くのサンゴが死んだらしい。サンゴ礁のコアを採集することで、気候の変化などを調べているようだが、過去40年間このあたりの海の温度は上がっているようだ。もちろんエルニーニョの影響もあるだろうが、温暖かもサンゴの白化につながったのかもしれない。サンゴの白化のメカニズムは定かではないが、一種のストレスだ。
2400年ほど前からこの辺りにサンゴ礁ができるようになったそうだが、土器は6000年前の地層からも出て来る。普通この手の自然環境と人間の影響の話になると自然環境の方が古いのが普通であるが、今回は違うのが面白い。