2009年11月12日木曜日

グラミン財団の方針から学ぶ、カリスマ会社の問題点

本職とは別に、日本のNPOに参加しており、その関連でグラミン財団の資料を翻訳した。




一番気になった部分はマイクロファイナンスにに関係なく、会社のマネージメントに関して:

- 「人的資本センターは、MFIsの間でより戦略的な人事管理を助長しようとします。」

- 「例えば、多くのNGO(非政府組織)のように、MFIsは組織のリソースでは手が届かないような結果を達成するために、しばしば人望と社会的ネットワークに優れたカリスマ的指導者によって運営されています。」

- 「都合の悪いことに、しばしばこれらのエグゼキュティブ・ディレクターの強みのため、MFIsは中間管理の能力を向上させることにめったに投資しません。」

- 「そして、リーダーの引退の最初の波が押し寄せてきている今、MFIsの組織の生存能力に疑問が入ってきています。」


実際、こうなんだよね。MFI(マイクロファイナンス機関)やNPO・NGOだけでなく、多くの中小企業がこんな感じ。実際、これはこれで当面は問題では無いのだが、これでは成長に限界があるとおもう。成長に関しては、Appleのスティーブ・ジョブの様に例外もあるかも知れないが、そのカリスマが倒れたときはどうするか、これは、Appleの様な例外も避けて通れない。


とんがって、やれるとこまでやるのも良いが、中小企業から一歩抜け出すのには人脈や統率力は組織化する必要があると思う。ワンマン会社は外から見ている分は面白いが、僕個人としては働きたくないです。

スマップがいつまでも人気があるのはメンバーの全てがスターだからだと思う。ワンマンバンドより、需要が必然的に多くなるだろうし、それ以上にメンバーもスマップとして残っていくことにやりがいを感じると思う。ワンマンバンドでは、「ワンマン」以外の人は参加しても面白くないだろう。おこぼれからの金銭的満足は別ですが。


中間管理能力自然と身に付くものなんでしょうか?

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