2009年5月7日木曜日

離島生活の経済学

離島生活を始めたが、始めてすぐに息子が病気で本土で入院することになった。交通費だけで、数万円。離島に帰れないので、入院費と付き添いの滞在費を考えると一週間でかなりの出費となる。

僕はある意味離島生活を選んできたので、文句は言えない部分があるが、離島で生まれ育った人は不公平に考える人もいるだろう。何でもかんでも、「国が補助しろ」と言うのが好きではないので、フェリーに乗りながら、民間でどうしたらよいだろうと考えてみた。

最初に思いつくことは保険。これらのことを保険に組み込む。もし、明確に説明する義務が無いのなら、運送費のように離島料として、上乗せして自動的に本土への医療にかかわる費用にも保険がかかるようにしても良いのではないかと思った。

なかなかいいアイデアかとおもったが、離島からの本土に行かなくては行けない医療の場合にも思ったほどお金がかからないことが判明した。親戚が近所に住んでいるので、そこで泊まらせていただいている。お昼も何度か作っていただいた。彼らが、離島に来たときは同じような出向かいを受ける。このもちつもたれつの関係はGDPなどの経済効果しては測定されない。もらい物、助け合いなど、貧しくてもやっていける経済が離島にはまだある。これを無理やり金銭かする必要は無いが、グローバリゼーションの中でもいろいろと問題もありますね。

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