2009年5月28日木曜日

ビーチのごみと環境観

離島暮らしをしているので、ほぼ毎日砂浜に来る。今日もじっと息子の砂遊びに付き合っていると、砂浜のごみが目に付く。

砂浜のごみはある意味ごみだらけである。貝殻に、木片に、ガラス玉に、プラスチックになどなど。

ちょっとまて、以上のリストに本当にごみと考えられるのはプラスチックだけだろう。貝殻は自然界のごみであるが、ごみだとは考えられないし、流木や角の取れたガラス玉は「ビーチの宝物」である。つまりこうである。

  • 自然界のものは=ごみでない。
  • 人間の出すもの=ごみである。

さらに、ガラスや鉄など自然界に存在するものはまだましなのである。プラスチックや釣り糸などの化学的に作られた「石油製品」が「King of ごみ」と見られる。

以前のブログなどでの書いていた、「人間の主観的な環境観」である。

これはこれで問題ない話だが、突き詰めるとこれも問題があるはなしである。プラスチック系のごみで心配するひとつはは「環境ホルモン」である。今はそれほど話題にならないが、一時期異常なまでの報道がなされた。日本の環境省もプロジェクトを立ち上げて問題を調べた。

結果は、「人間にはあまり影響がないので多分大丈夫」である。


それなら、よかったよかっただが。そうでもない。この結論も「人間の健康のため」の「主観的な環境観」であるが、動物の影響がある結果も出ている。そのあたりの動植物を守る「主観的な環境観」も出てこないのは問題ではないでしょうか。

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